KS平岡工業では毎日、金属の溶接をしています。
金属はボルトやねじを使って組み立てることはできますが、強度が必要なものや隙間があってはいけないものには使えません。
かといって、紙や木材、プラスチックのように金属に接着剤を使うわけにはいきません。そこで、溶接の出番になります。
溶接とは簡単に言うと鉄やステンレス、アルミなどの金属を溶かして金属同士をくっつけることです。
金属の板を曲げ、穴あけ加工したものと角パイプや丸棒などの鋼材をいろいろ組み合わせて溶接することで、様々な製品を作ることが可能になります。
やかんやフライパンなどの調理器具、机や棚などの家具、自動車や自転車など乗り物の部品といったわずか数センチのものから、
公園の遊具や看板、橋や水門、階段などの10メートル級の巨大なものまで、様々なものに溶接の技術が使われています。
既製品では物足りない、こういったものが欲しいといった、お客様の様々なニーズに応えられるよう、
KS平岡工業では日々、溶接技術の向上に取り組んでおります。
鉄、ステンレス、アルミ・・・同じ金属でも材質や厚みによって溶接の方法は異なります。
一昔前に比べ溶接の機械も進歩しているので、初心者でも比較的簡単にできるようにはなってきましたが、
製品である以上、外観や強度に欠陥があってはいけません。そのあたりは職人さんの技術がものをいうわけです。
先日、数ある金属の中でも特に手間や技術が必要といわれるチタンの製品が完成しました。
化学プラント設備で使用する予定のものです。
ラッコくん